BioLinux(2) BioLinux8の思わぬ落とし穴 - ログイン時のシェルは"bash"ではなく"zsh"
BioLinux8はLinuxディストリビューションであるUbuntu14.04をベースにつくられており、あらかじめバイオインフォマティクス解析用のソフトウェアがインストールされているから初心者向きだと聞きますが、思わぬ落とし穴があったので紹介します。
Ubuntu14.04では、ログインシェルはBash(/bin/bash)になっているのですが、BioLinux8では、zsh(/bin/zsh)がログインシェルに指定されています。
これが原因で、マニュアルでパスを通す際に問題に直面しました(PATHの設定については以下を参照)。
Ubuntu14.04では、ログイン時に~/.profileがまず読み込まれ、~/.profileから~/.bashrcが呼び出される仕組みになっていますが、BioLinux8ではシェルがデフォルトでzshになっているため、~/.bashrcが読み込まれません。
そのため、Ubuntu14.04のときのように、~/.bashrcファイルの末尾に以下のようなPATHを追加してもパスが通りません。
なので、ログイン時のシェルをzshではなく、bashに変更することにしました。下記のようにchshコマンドを使うことでシェルを変更することができます。
これでUbuntuと同様にパスの設定ができるようになりました。
補足
(1) 現在のシェルの確認
(2) BioLinux8に入っているシェルの種類を調べる